▽セツ・モード セミナーについて


 セツ・モードセミナーのセツというのは、創設者 長沢節(ながさわ せつ 1917-1999 ) の名前に由来します。ですからセツといえば、セツ・モードセミナーのことだったり、長沢節のことだったりするのです。
 長沢節がセツ・モードセミナーの前身である「節スタイル画教室」を東京都杉並区高円寺にあったサロン・ド・シャポー内の一室をお借りして開設したのは1954年のこと。その後、港区高樹町時代に「セツ・モードセミナー」と改称。1965年に新宿区舟町に校舎を新築移転し、今日に至っています。
 みんなが楽しく、本当の絵の勉強ができる独特の場、貧しい画学生でも気兼ねなく学べる場ーそんな場を作りたいという長沢節の願いを実現したのが、ここセツ・モードセミナーなのです。校舎の構造から始まって、中庭、セツ・カフェ、入学制度、授業カリキュラム、さらにはモデルや授業料に至るあらゆる面に節美学が浸透しているのも当然のことでしょう。
 セツに来ると何故かホッとするこの感じ、この空気ーこの雰囲気は一体なんだろう? それこそが節美学の底流にある自由の精神なのです。かつてセツは、「芸大かセツか」と二極対立的にいわれたことがありました。セツは旧い眠った芸術と闘う前衛(アヴァンギャルド)としての使命を持ち続け、ここが日本唯一の自由の学校であると自負しています。セツが学校法人の形をとらない理由もそこにあります。
 セツが出来ておよそ半世紀。この間、数千名の若者が長沢節とともに語り、笑い、デッサンし、学び合いました。そして世に出て売れっ子クリエイターになった者、素敵なお父さんやお母さんになった者、ごく普通の人になった者等々、実にさまざまな人生が生まれたのです。でもみんなに共通するのは、人生のある時期、ほんの数年間でしたが、とても多感な日々をセツで送れたということ。いまはもう、男の子にミニ・スカートをはかせ、ロビーでの結婚式で神父様になり、すぐに生徒の耳を引っぱる変なおじさん(セツ先生のこと)はいません。けれども彼が残した自由の精神はいまだ健在なのです。

 


▽授業カリキュラム

校名にモードとあるように、セツはファッションとの結びつきが強いアートスクールです。

●美術科

【授 業 内 容】

授業のほとんどが実技です。先生たちも生徒に混じって必死に描きます。楽しく、そして厳しく、授業を行います。

石膏デッサン
コスチュームデッサン
裸体デッサン
顔のデッサン
手のデッサン
模写(長沢節のデッサン原画を模写します)
群像デッサン
ファッションイラストレーション(毎回違う素敵なドレスを描きます)
絵画(人物・静物・風景の水彩画)
作品合評会(ファッションイラストレーション・絵画)
たまにレクチュアやお話やファッションショウの見学があります。
毎年初夏にみんなで小旅行をし、風景画を描きます。

【期 間】2年

【授 業 日】週3日。1級生の授業日は <月・水・金>、
      6ヶ月過ぎて2級生からは <火・木・土> に変わります。

【授業時間】午前部 午前10時 〜午後2時
      午後部 午後1時  〜午後5時
      夜間部 午後6時半 〜午後9時半

【定期休暇】春期 4月21日〜5月10日
      夏期 7月21日〜8月31日
      秋期 10月21日〜11月10日
      冬期 12月21日〜1月10日

 

●ファッション科

【期 間】1年

【授 業 日】週2日 <水・金> 

【授業時間】午後部 午後2時 〜午後5時
      夜間部 午後6時半 〜午後9時半

【定期休暇】美術科と同じ



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